SecondLF

SecondLF コントロールコマンド マニュアル

概要

SecondLF では、各キー・プロファイルに機能を割り当てるのに、コントロールコマンドと呼ばれる独自コマンドを使用します。

基本文法

コマンドは、コマンド名とパラメータ(無い場合もある)から構成されています。 コマンドとパラメータ、パラメータとパラメータの間は、すべて半角スペース1個で区切ります。 コマンド文字列では大文字小文字は区別されません。

// BPM を 120 に設定
bpm.set 120

このようなコマンドをconfig.jsonや各プロファイルに記述することで、キーやプロファイルに割り当てることができます。

// A キーに赤色を割り当てる場合。config.json に記述
  "keybdbinds": [
    // 省略
    {
      "charcode": "A",
      "command": "color.toggle #FF0000 A"
    },
    // 省略
  ]

複数のコマンドを1つのキーやプロファイルに割り当てる場合は、コマンドとコマンドの間を ; で区切ります。

// 現在指定されている色を削除し、新たに緑と青を追加し、BPMを135にセットする
color.clear;color.toggle #00FF00 GR;color.toggle $0000FF BL;bpm.set 135

コマンド一覧

color 系列

照明で使用する色に関する設定を行います。

color.toggle

色リストに、色 P1 をラベル P2 の名の下で設定します。また、ラベル P2 が既に色リストに存在する場合、その色を色リストから削除します。

color.clear

色リストからすべての色を削除します。

color.blackout.toggle

BLACKOUT の ON - OFF を切り替えます。BLACKOUT とは、すべての色出力を停止する機能です。 ON の場合、すべての照明を消灯させます。

color.blackout.set

BLACKOUT の ON - OFF を設定します。1 で ON、0 で OFF となります。範囲外の値を設定しないでください。

color.brightness.settarget

BRIGHTNESS 値を設定します。BRIGHTNESS とは、照明パラメータ全体の強度を表す値で、0255 の範囲で表します。 0 で消灯し、 255 で最大の明るさになります。

bpm 系列

BPM の設定を行います。

bpm.set

BPM を P1 に設定します。ここで設定した BPM 値は、拍カウンタと照明パターンの速度調整に使われます。

bpm.increase

BPM を P1 だけ増加させます。

bpm.decrease

BPM を P1 だけ減少させます。

bpm.double

BPM を現在の設定値の倍に設定します。

bpm.half

BPM を現在の設定値の半分に設定します。

beats 系列

拍カウンタに関する設定を行います。拍情報は primary driver が受け取ることができ、照明パターンの変化・調整に使用され得ます。

beats.set

拍子を P1 拍子に設定します。

beats.align

拍を次の小節の 1 拍目に設定します。小節カウンタは 1 大きくなり、拍カウンタは 1 に設定されます。

pattern 系列

primary driver に送信するパラメータに関する設定を行います。

pattern.bank.set

照明パターンのバンクを変更します。バンクとは、どのようなパターンで照明を制御するかを表す整数値です。

pattern.fader.set

フェーダーの値を変更します。フェーダーの単位は拍です。0.0 で即色変更され、1.0 では1拍ぶんの時間をかけて色が変更されます。この値がどのように使用されるかはprimary driverの実装に依存します。

pattern.fader.increase

フェーダーの設定値を、現在の設定値から P1 だけ増加させます。

pattern.fader.decrease

フェーダーの設定値を、現在の設定値から P1 だけ減少させます。

profile 系列

プロファイルの設定を行います